2011年6月25日土曜日

願えば叶うっていうけれど、みんな、既に叶えてるよ~!


                                             Naked Woman (L.A)



時差ぼけで眠れないままに、布団の中で寝返りを打っている最中、ふと、ある重大な事実に気が付いたので、早速起き出してパソコンに向かってます。

あのね、私思うんですけど、みんな、なんのかんの言いながら、自分の欲しかったもの、手に入れてません?って話。



例えば、私の地元の友達。



結婚して、優しい旦那がいて、可愛い子宝に恵まれている。
この子は、ずっとこのまま独身かなぁ~と思って(期待して)た友人さえ、念願のパートナーを見つけ、最後のダッシュとばかりに、それは滅茶苦茶可愛い一児の母となった。

うーん、やれば人間できるものだ。(そして、今ではその当時の悩みなどすっかり忘れて、高齢の母であることを嘆く彼女。嗚呼!)

例えば、このブログを読んでくれている私の友人。

彼女も、同じ。

ずーっとこのまま独身かなぁ、いや、いい女なんだけどなぁと思っていたら、とある男性と運命の出会いをして、あっと言う間に結婚に至った。
ま、これは良く聞く話だけど。

でも、私が驚いたのは、彼女が独身時代に、”私は自分が、将来ハワイに住んで、その家のバルコニーに座って、寛いでいるのが見えるんだよね~。”

と言っていたら、結婚後、山岳地帯に住んでいた彼をどうやって説き伏せたのか、気が付いた時には、ハワイに移り住んでいたのだから、これには本当におったまげた。

なぜなら、そのハワイ発言をした時は、私も彼女も、相手を見つけるどころか、ハワイのハの字も関係のない日々を送っていたからだ。



更に。


今回の帰国時に、私はそれぞれの夢を実現させた、色々な友人との再会(あるいは出会い)を果たした。




ヨガの道を邁進する、まさにヨガをする為に生まれてきたような友人。

賢い妻、そして母へとなり、3人の美しい子供達に囲まれて幸せな人生を送る友人。(私の中で、彼女は霧島洋子である。)

洋服とハワイが大好きで、最初は細々と、そして遂にはお店を造って、人々に素敵な空間とセンス溢れるモノを提供するお友達。

子供が大好きで、その道をもっと極めたい、とうれしそうに話してくれる、優しさと笑顔に満ちた友人。

海外でのビジネスに興味があり、ほかのことはさておき、その道で独り立ちしたわが兄弟。

頑として誰の手も借りず、最後の最後まで母を看取った親父。

日本の経済立て直しのために、持てる力を捧げたいと願い、日々寝る間も惜しみ、身を粉にして働く頑張り屋の彼女。

環境問題に強い関心を抱き、今日も、その優しい語り口で私たちに、色々なことをシェアし、語りかけてくれる、そこのあなた。

病気の体験を惜しみ隠さず話してくれ、さらには、その体験をバネに、一回りも二回りも魂の成長を遂げた(私にはちょっと眩しい)妹分。

”私は、こんな田舎に住むのは嫌。絶対に将来は東京に行って、可愛い年下の男の子と結婚するの。”と言って、その夢をそのまま実現させた同級生。

ダンスが好きで好きで、気が付いたら、自らがインストラクターとなり、その生徒達が、輝かしい功績を出すまでになった友人。


そして、日本の優に2倍はありそうな、高い天井に光の差し込む、ロフトと暖炉付きのゴージャスなマンションに住み、ビバリーヒルズでヘアメイクとして活躍する、L.Aの友人。(彼女は20数年前、私と一緒に訪れた時、この土地に恋して、それ以来、ここの住人となった。)

真っ赤な新車を乗りこなす彼女は、以前にも増して女に磨きがかかり、この、L.Aという土地がぴったりなクールビューティである。




そう、みんな、かつて願っていたことを実現しているってこと。

これってマジですごい。

願えば叶うっていうけれど、実は、みんなとっくに自分の夢を叶えているのだ。





・・と、ここまでかいて、はて、と思ったことがある。

自分はどうだろう?

私は、夢に思い描いた通りの人生に、なっているんだろうか?

だいたい、私の夢ってなんだったっけ??

すっかり目も冴えて、布団の中で思いを巡らすことしばし。

あっ、そういえば・・



あれは、5年前。

まだ、私が人生に迷い、今にもまして、その辺を徘徊していた頃のことである。

バリで宿を営む、仲良しの(とこっちは勝手に思っている)友達のところを訪ね、彼を相手に、私はあーでもない、こーでもない話しをした。
ちなみに、その彼は、非常に頭が良くて、洞察力にすぐれた人物である。

”やりたいことも定まらず、悩み多き人生なんだよね~。”とため息をつく私に彼は、こう、ボソッと言ってのけたのだ。

”あっちでもない~、こっちでもない~と旅しながら、ずーっと彷徨い続けている人生だったりして。はは。”




こ、これだ~っ!!!

まさに、これではないか、私の人生のテーマ。

「ザ・優柔不断:あっちいきこっち彷徨い、色んな人と話しながら、その場所大いに満喫人生」


今回もそうだったが、地元に戻れば、”あ~、いいなぁ、地元にずっといる子は。私も普通に結婚して子供生んでってのも良かったなぁ”と思い、東京に行ったら行ったで、”うーん、やはり、都会のこの風もなかなか。”と一人浸り、飛行機が離陸した後になって、”うわ~、やっぱり日本に戻ったついでに、バリ、行っとけば良かったかなぁ・・”としばし後悔し、”いやまてよ、やはりここは、メキシコに一度戻って稼ぎ直して、経済的に自立を果たしてからにしよう。”と考え直す。

L.Aに着いたら着いたで、この、素晴らしいまでに爽やかな気候と、環境の良さと美しい町並みに心を躍らせ、”やっぱ、メキシコなんてやめて、どこかでナニーの仕事でもした方が、効率がいいんじゃない?”と地元の情報誌を手に取り、その端では、”いやいや、早くインドのヨガアシュラムへ””いやいや、NYのカード行商がまず先だ。”と、私の妄想は留まるところを知らない。



実際、これまでも私は、けっこうな場所を、けっこうな時間を掛けて彷徨ってきた訳で、要は、少しずつ、色んな場所へ移動を繰り返しながら、その場で出来る事--出会いや再会をその時目いっぱい謳歌--できれば(人はどう思おうと)結構幸せなのかも。そして、最もラッキーなことには、私には、行く先行く先で、馬鹿話に相槌を打ってくれる人が必ず居る。

これ以上、何を望もうと言おう?

この際、迷いは捨て、このままこのウロウロ街道を進んで行こうではないか!



知り合いの、熟練サーファーが、その昔言っていた。


”分かれ道に差し掛かった時、どっちが正しくてどっちが間違いというのはない。どちらでもいいから自分が信じる方を選んで、それを、わき目も振らずに一心に突き進んでいく。突き進んで突き進んで、突き進み切った後で、うしろを振り返ってみると、そこには道が出来ている。正しいのは道じゃない。自分がその道を作るんだよ。”



7 件のコメント:

  1. うん。私もそう思う。(ごめんなさい。毎回コメント書いちゃって)
    きょんちゃんに関して言えば、ロケの時に出会った少年を貴方の想いと力で学校に行かせてあげたでしょ。
    ご自分で気づかないうちに、「フラフラ」とかおっしゃってるけど、出会った人の力になっていたり、行った先ですごいことしてるよね。もっと自分を信じてあげてね♪
    私、この話、とても自慢。自慢の友人として、色々な知人に話してます。

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  2. 私にとってきょんさんは、「ザ・世界を股にかける女」!!
    行動力があってパワフルで愛に溢れていて、十分羨ましいです。

    最近思ったのは、自分が幸せすぎて怖いってこと。
    実は望んでいた自分にはもう既になっていたことに気づきました。
    なぁーんだって感じです。

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  3. Claraさん:

    毎回のコメント大歓迎!(笑)そうですね~。まぁ、行く先々で何かしらありますからねぇ。ま、このハプニング人生を楽しむとしましょう!で、日曜の夜、ゆっくりとお過ごしですか?

    メルさん:

    はぁ、世界を股にかける女かぁ~!自分的には”裏街道を股に掛ける女”かなぁ?今、L.Aのクールな家にご厄介になってるんだけど、なんか、私、浮いてる感じ・・?わははは!

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  6. そうだねぇ~。
    有難いことに、言ってたことがいつの間にか現実になってるヨ。でも夢を叶えてると思ったことはなかったなぁ。
    私にとって一番大切なのは夢云々ではなく、今、自分が幸せかどうかってことだと思うようになってきた。
    場所じゃなかったんだよね、結局。
    自分の幸せが周りの人と共にあるのなら、周りの人の幸せが自分の夢、幸せを感じることは何かを達成することであれば、それが夢が叶うってことなんだろう。
    でも、ほーーーんと、まじでkyokoちゃんには本を出して欲しいデス。

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  7. さささま:

    お元気ですか〜?
    今、自分が幸かどうかってこと・・同感ですね〜。

    親の葬式にかこつけて、旅行しながら帰ってきてしまうなんて、本当に自分は幸せものだと思いますよ、はは。

    そのうち、そっちにも飛んで(あるいは濃いで)行くから、宜しくね〜!

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